オンプレミスの仮想サーバーからクラウド環境までワンストップのサポート
インタビュー・テキスト:持永孝裕 2014.10.23
実は、事件が報道された日に岡崎市の図書館に「うちはいいんですか?」と電話しました。図書館側はカーリルのことを知っていて、「カーリルは会社なので問題ありません」という何だかよく分からない回答でした。基本的に自分たちは何も悪いことをしているわけではないが、逮捕されないよう法的対応も考えました。
このNPOはこれまで多摩地区の図書館のデータを全て蔵書検索して最後の一冊という本を探し、図書館に保存を求めるシールを貼っていました。カーリルのデータを使って最後の一冊を保存するのに使えるのではないかと相談を受けています。
つまり利用者向けサービスのカーリルが図書館側も使える。一つの自治体がやるにも手が及ばずシステムにお金かかってしまう。カーリルも探せなかった本を探したい。最後の一冊なので丁寧に扱ってくださいといえる仕組みは大歓迎です。
実は、事件が報道された日に岡崎市の図書館に「うちはいいんですか?」と電話しました。図書館側はカーリルのことを知っていて、「カーリルは会社なので問題ありません」という何だかよく分からない回答でした。基本的に自分たちは何も悪いことをしているわけではないが、逮捕されないよう法的対応も考えました。
写真4●地方ごとの図書館データも分かる
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また、カーリルでは全国の図書館のデータを調べられるので、ある本がどこにどれくらい何冊あってどういう状態か、本を串刺しにした形で調べられます(写真3、写真4)。例えば、全国にある100冊のうち2割が借りられているといったニーズも見える。ある地区で最後の一冊が貴重な本なのかも判定できます。